0. はじめに

Emacs は UNIX 上で使用するエディタです。 ただ、エディタといっても、メールも扱えるし、ブラウザにもなってしまいます。 Windows でエディタとしては、はじめからメモ帳がありますが、 機能が不十分で、使い勝手は悪いですし、 ウェブページの作成やプログラムにはとてもじゃないけど使えません ( 見易さと編集しやすさを要求するからなのですが... )。 いちいちマウスに手をのばすのも面倒・・・。 そこで、キーボードからの入力でほとんど作業のできる Emacs を使うわけです。UNIX を使ったことのある人なら、 慣れればキーボードによるすばやい編集が可能なのを知っている人も多いと思います。 Emacs は、UNIX だけでなく、Windows でも動きます。 特に Meadow は、Windows での動作を考えて作られているのでなかなかのものです。

Mule for Win32 や Meadow は多くの人が協力して作成されており、作者の 宮下さん のページ ( つながらなくなっちゃったみたいなので、 インストールのページの FTP サイトをみてください ) をたどれば入手できます。Linux なら、rpm や deb パッケージとして、 お使いのディストリビューション用の Emacs あるいは XEmacs が用意されているでしょう。 SGI の IRIX では ( まぁ、普通に使っている人はいないでしょうけど )、 研究室の O2 で新しいのが使いたいがためにソースからコンパイルしました。 UNIX 系の OS で使用している方は Windows でも既に使用しているかもしれません。 なれるまでは結構コマンドのキーを忘れますが、基本的なものだけでも 使用できれば、メモ帳とは比べ物にならないでしょう。 ほんと重宝してますよ。 この With Emacs は、自分が Meadow を使い始めてから、 徐々に発展してきた流れにそっているといえば沿っているので、 徐々に機能を使い慣れていこうと思っている方のお役に立てるかもしれません。

<注意> mule や、Meadow は、Windows 98 上で動作させると、 入力がおかしくなったり、画面上の表示がおかしくなることがあるようです。 原因は ... ?

ともかく、いま Windows のお使いの方もぜひ Emacs を使用してみてはいかがでしょうか。特に UNIX 系の OS も使っている人は、 同じ感覚でエディタ (もちろんさらなる機能も含めて) Emacs が使えて、 お勧めだと思います。

読み進め方

はじめて Meadow を使用しようという人の方のために、 本サイトをごらんいただく順序を参考までに紹介します。

  1. Meadow のインストール 〜 Netinstall によるインストール
  2. 設定ファイル .emacs の作成 〜 Meadow
  3. Meadow でのフォントの設定

1. でインストールができれば、随時 ファイル操作 なども参考にしながら、 設定を進めていただくのが良いとおもいます。初めてのときはなかなか 手ごわいかもしれませんが根気良く進めていってください、 フォントの設定では、BDF フォントを Netinstall でいれてしまうのが一番楽だと思います。

なお、環境変数の設定方法や、コマンドラインについても コマンドライン入門環境変数の設定 で扱っておりますのでぜひご参照ください。

With Emacs     1. 予備/UNIX 基礎

[ Last modified: 23-Feb-2003 ]


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