2.1.1 Meadow のインストール

ダウンロードとインストール

まずは、Meadow を入手するところからです。 2002 年 10 月に Emacs 20.7.1 ベースの最新バージョンの 1.15 がリリースされました ! Meadow 2.0 に向けて、最後の 1.xx というバージョンでしょう。 インストールするには、ハードディスクに 60 MB 程度の空き領域が必要です。 BDF フォントを使用する場合にはさらに多くの領域が必要です。 さっそくセットアップに取り掛かりましょう〜(^_^) なお新しく、ネットワークインストール についても取り上げます。

1. 解凍ツールの用意

ダウンロードする Meadow を解凍するために必要です。次の 2 つを C:\Windows\ などのパスの通ったフォルダ *1におきます。あるいは、 2. でダウンロードするファイル群と同じフォルダにおきます。

tar と gzip については 2.3 Mule for Win32 のインストール のところで少し触れていますので参考にしてください。

2. Meadow 1.15 のダウンロード

Meadow はひとつのアーカイブとして配布されています。 まずは、以下のファイルをダウンロードします。 http://www.meadowy.org/meadow/dists/ で公開されています。

日本語などの全角文字や、 スペースを含まないパスで表せる適当なディレクトリ ( フォルダ ) に置きます。 以下、Meadow をインストールするディレクトリを D:\usr\local\ と仮定して説明します。違うところにインストールしたい場合は、 適宜 D:\usr\local\ をそのインストール先と読み替えてください。

3. 解凍の準備

Dos プロンプト ( スタートメニュー -> プログラム -> Dosプロンプト あるいは スタートメニュー -> プログラム -> アクセサリ -> コマンドプロンプト ) を起動し、 Meadow をダウンロードしたディレクトリに移動します。 C:\>d: D:\>cd usr\local

4. ダウンロードしたファイル群の解凍

次のコマンドを入力し、解凍します。 D:\usr\local>tar zxvf Meadow-1.15-i386.tar.gz

5. インストールの実行

Meadow の解凍されたディレクトリから、その中の 1.15 に移動し、DOS プロンプトでコマンド install.exe を実行します。 ホームディレクトリをどこにするか聞かれるので、 日本語などの全角文字や、 スペースを含まないパスで表せる適当なフォルダを指定します。 例えば、D:\personal のように、 普段もっとも自分が編集するファイルのあるところがよいでしょう。 なお、環境変数 HOME を設定している場合は、そのディレクトリが 表示されるので、そのままでよければ、Enter キーを押下して進めます。 D:\usr\local>cd Meadow\1.15 D:\usr\local\Meadow\1.15>install

6. 起動

スタートメニュー -> プログラム -> Meadow から、 Meadow が起動できます。しかし、この状態では、満足な環境は整っていないので、 .emacs の作成 - Meadow 編 をご覧ください。

補足

*1
パスというのは、コマンドラインで実行するコマンドがある場所を示します。 実行するコマンドのあるフォルダにパスを通さなくては、 そのコマンドを実行できません。このため、tar.exe と gzip.exe はパスのとおったところにおかなくてはなりません。
1. 予備/UNIX 基礎     2. 初心者編     With Emacs     3. 設定編

[ Last modified: Sat Oct 05 22:56:11 2002 ]


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