2.3 Mule for Win32 のインストール

ここで一世代前といった感じではありますが Windows 上の Mule についてもインストール方法を扱っておきましょう。 なお、このページの存在は 2000 年夏まで公開していた 「Windows で Mule を使う」 なページを補完する意味でもあります...。

ダウンロードとインストール

まず Mule 本体を以下からダウンロードしましょう。 作者の 宮下さんのページ からたどることができます ( つながらなくなってしまったようなので直接下記の FTP サイトにいきましょう )。
ftp://ftp.etl.go.jp/pub/mule/Windows/
いろいろなファイルが表示されますが、その中の、Mule2.3Win32-W122-i386.tar.gz を保存しましょう。

Windows ではあまりみかけない拡張子 ( .tar.gz ) がついていますが、 これは UNIX 系ではよく使用されていて一般的なものです。Windows では、 アーカイブファイル ( 圧縮ファイル ) に zip ( .zip ) や lha ( .lzh ) がよくありますが、tar + gz も同様のものです。ただ、 tar はファイルを集めるもの ( 圧縮はしない、拡張子 .tar ) ので、それを gunzip ( 拡張子 .gz) を使って圧縮しているわけです。 ということで、まずこれを解凍しなくてはいけません。 手元にこれらの形式に対応している解凍ソフトがあればそれを使用して、 適当なフォルダ ( ディレクトリ ) に解凍してください。 ただし解凍するフォルダへのパスに、 スペースが入るところはやめましょう。 ( 解凍先の例:C:\usr\local\ ) もしなければ、さきほど Mule をダウンロードした FTP サイトの、tools/ 以下から tar.exe と gzip.exe をとってきましょう。そしてこれらを PATH のとおったところ ( 実行できるようにする ) におきます ( 例:C:\Windows\System32\ など )。 PATH を知りたければ、DOSプロンプト ( スタート -> プログラム -> コマンドプロンプト ) を開き、 C:\>echo %PATH% と入力して Enter を押してください。 ; ( セミコロン ) で区切られた一覧が出力されます。
そうしたら、ダウンロードしたファイルを解凍先 ( C:\usr\local\ 以下として説明します。適当に自分の環境に合わせて選択してください ) にコピー ( あるいは移動 ) して、DOS プロンプトから、 C:\>cd C:\usr\local とコマンドを打って解凍先に移動後、 C:\usr\local>tar zxvf Mule2.3Win32-W122-i386.tar.gz で解凍します。 解凍ができれば、C:\usr\local\ に、mule2 というフォルダができていると思います。 そこに移動 C:\usr\local\>cd mule2 して、install を実行します。 C:\usr\local\mule2>install デフォルトのホームディレクトリを入力するように求められるので、 ホームディレクトリを指定します。ホームディレクトリは、 mule を立ちあげたときの基準となるディレクトリです。 ファイルの保存や、開くときは、ホームディレクトリが基準になります。 ここまでで、インストールは完了です。スタートメニューから、 Mule for Win32 を起動することができます。mule2 フォルダの中の、 各 txt ファイルも見てみましょう ( 内容が難しいかもしれませんが )。 なお、インストール後の設定については、 設定ファイル .emacs の作成 - Mule for Win32 編 を参照してください。

1. 予備/UNIX 基礎     2. 初心者編     With Emacs     3. 設定編

[ Last modified: Wed Jan 02 23:22:49 2002 ]