やっぱり使うにははじめにセットアップから行う必要がある。 が、ここではできる限り簡単にセットアップしてしまいます。
JDEE を使用するにはいくつかのパッケージをセットアップする必要があります。 JDEE のサイトは Java Development Environment for Emacs です。こちらより、JDEE をダウンロードします。
上記サイトにアクセスし、「Downloading the JDEE」 より、zip もしくは zipped tar をダウンロードしてください。ここでは、JDEE 2.3.4 をダウンロードしたものとして進めます。Java 2 Platform 5.0 への対応は、この版からとなるようです。
そのほか、elib と CEDET パッケージを入手します。elib は JDEE サイトより、CEDET は sorceforge よりダウンロードします。 elib は elib-1.0.tar.gz もしくは elib-1.0.zip をダウンロードします。 CEDET は cedet-1.0beta3b.tar.bz をダウンロードしたとします。
Meadow 2 (2.00) において以下の組み合わせでの動作は 確認できていません。こちらで動作の確認できたのは、安定最新版の JDEE 2.3.3、elib-1.0、eieio-0.17、speedbar-0.14beta4、 semantic-1.4.4 の組み合わせです。cedet の代わりに、 eieio、speedbar、semantic を個別にダウンロードし、 site-lisp 以下に展開してください。これらのパッケージの入手下は CEDET 同様です。
パッケージ名 | バージョン | 入手元 |
---|---|---|
JDEE | 2.3.4 | http://jdee.sunsite.dk/ |
elib | 1.0 | http://jdee.sunsite.dk/ |
CEDET | 1.0beta3b | http://cedet.sourceforge.net/ |
ダウンロードした各アーカイブを展開します。 tar.gz は Windows 上では Cygwin の tar、 もしくは適当な展開ツールで展開してください。UNIX 上では tar を使います。 展開してできたディレクトリ jde-2.3.4beta6、cedet-1.0beta3b、elib-1.0 をすべて Emacs の site-lisp ディレクトリ以下に置きます。 Meadow 2 であれば、インストール時に [インストール先ディレクトリ] として指定したディレクトリに存在する site-lisp 以下となります。
JDEE を java ソースファイルを開いたときのモードとするために、 以下の設定を .emacs に追加します。
赤字部分は、JDEE 2.3.3 の場合 (CEDET 不使用) は不要です。
括弧の位置、インデント... 等など、コーディングスタイルの設定どおりに、 JDEE モードではインデントなどが適用されます。 そのための設定をしておきます。現在の私の設定は以下のとおりです。 詳細な設定については機会があれば調査して取り上げることにします。
次のセクション 「Java ソースを作成」 では、早速 Java ソースを書いてみましょう。