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環境変数入門

1.2.1 Windows 2000/XP 環境変数設定

Windows での環境変数の設定について説明します。 Windows 95 や 98 では C:\Autoexec.bat に指定できます。 Windows NT や 2000, XP では、システムの設定でも設定が可能です。

システム環境変数の設定

Windows XP の画面をとりあげながら、 環境変数の設定方法を説明します。 NT や 2000 でも、マイコンピュータを右クリックし、プロパティを選択、 タブを見ていくと、環境変数に関する項目が見つかるでしょう。 Windows XP では、詳細設定タブの下のほうに、環境変数ボタンがあります。

システムプロパティ

環境変数はシステム全体(すべてのユーザ)で有効なものと、 ユーザごとに設定するものとがあります。 ユーザごとに異なるもの意外はシステム環境変数として設定しても良いでしょう。

環境変数の設定

新規追加の場合は新規ボタンをクリックして入力します。 編集する場合は、リスト中でその変数を選択し、 編集ボタンをクリックして入力します。

変数と値の指定

Autoexec.bat の編集

Autoexec.bat に指定する方法です。 たとえば、環境変数 HOME に D:\home\ を指定したいなら、 Autoexec.bat をメモ帳 (もちろん Meadow などでも可) などで開き、 最後の行に、以下を追加します。

追加行
set HOME=D:\home

そして Windows を再起動すれば有効になります。 ただしく設定できているかの確認は、コマンドプロンプトを開き、 以下のコマンドを実行します。

C:\> echo %HOME%

環境変数 HOME に設定されている値が出力されます。 % で囲んだ環境変数は、その値が展開されます。echo は、 引数をそのまま出力しますが、このように % で囲むとその環境変数の値を展開して出力するため、確認に使えるわけです。 PATH などを設定するときには、以下のように Autoexec.bat に追加することで、 環境変数 PATH に D:\usr\bin を追加できるます。

PATH の設定
set PATH=D:\usr\bin;%PATH%

; ( セミコロン ) が、 パスの区切り文字になっていることに注意してください。

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