最近は Linux を筆頭にシェルとして bash を使うことが 多くなってきたのではないでしょうか。ここでは bash の操作方法について、 簡単に説明します。
ターミナルを起動する方法は OS や使用しているデスクトップ環境によって 様々かもしれません。Gnome デスクトップ環境では gnome-terminal、 Mac OS X では、Terminal と、ばらばらです。しかし、 使用しているシェルが bash であればコマンドなどの操作は同じです。
ターミナルが起動した状態で、ls コマンドを使うと、 カレントディレクトリにあるファイル一覧が表示されます。 カレントディレクトリとは、現在作業中のディレクトリです。 "~" はホームディレクトリをあらわす文字です。
以下のコマンドを実行することで、 ホームディレクトリをカレントディレクトリとします。
cd は change directory の略からできたコマンドで、 カレントディレクトリを変更します。 一つ上の階層の親ディレクトリに移動するには以下のように .. を使用します。
ディレクトリは 2 とおりの方法で表現できます。 ひとつはカレントディレクトリを基準として表現する方法で、 これを相対パスといいます。一方 / で始まる表記を絶対パスをいいます。 たとえば、/home/user0/public_html/ がカレントディレクトリである場合に、 ../test.txt は、/home/user0/ ディレクトリにある test.txt というファイルをあらわすことになります。このファイルを絶対パスで表すと、 /home/user0/test.txt となります。同様に、/home/ をカレントディレクトリとした場合、user0/public_html は、 /home/user0/public_html/ を指し示すことになります。