ここでは、基本的で、かつ便利な設定をあげておきます。 Meadow や Emacs21、Emacs20 で共通です。ここでは、各種 Emacs をひっくるめて、Emacs と呼んでいます。
Emacs を起動した段階でのフレームのサイズ、文字数の設定方法です。 以下を .emacs に追加することで、前景色 (文字) (foreground-color)、 背景色 (background-color)、Emacs のディスプレイに対するウィンドウの位置 (top, left)、一行あたりの字数 (width)、行数 (height) を設定できます。
なお、前景色や背景色の色の指定には、色名を指定します。 コマンド M-x list-colors-display により使用できる色が表示されるので、 それを参考に決めればよいと思います。コマンドは、 M-x (Esc キーの後に x か、Alt キーを押しながら x) の後、ミニバッファに入力します。 これらの設定は UNIX では .Xdefaults の設定が使用されるようなのでそちらを設定しないと反映されないようです。
Emacs では、C-x C-f によりファイルを開こうとしたときに、 Emacs をインストールしたディレクトリが表示された状態になります。 これでは、毎回それらを消して... という作業が必要です。 したがって、その表示をホームディレクトリに変更します。これには、 次の一行を .emacs に追加しておけば OK です。
各ファイルの編集の際に、Emacs は重要語句をハイライトし、 見やすくする機能を持ちます。プログラムや、.emacs のような設定ファイルなどの編集時には、この機能は大変強力です。 この機能を利用するのも、次の一行を .emacs に追加するだけです。
キーバインドは自分の好みに変更できます。 例えば、C-z を goto-line に割り当てたい場合、 以下を .emacs に追加します。なお、コマンドがわからないと指定できません。 コマンドは M-x に指定するものが該当します。
コマンドの一覧がほしい場合は、メニューから help -> Describe -> Describe function で space をタイプすることで一覧が得られます (補完機能)。 膨大な数のコマンドがリストされると思います。 コマンドの説明を参照するには、 そのコマンドを入力し enter を入力します。