これまでの Vine Linux CR 版では、Wnn が使用されてきました。 Vine Linux 3.1 CR でこれが VJE-Delta に変更されました。 ここでは、Wnn7 を Vine Linux 3.1 CR 上で動作させる方法を紹介します。 なお、Wnn7 は自体は別途購入する必要があります。 ここでは、Wnn7 + StarSuite のパッケージを購入した場合のインストール方法を紹介します (※ 2004 年 11 月現在、オムロンソフトウェアによる正式サポート環境では無い と思われます。本ページを参考にしての実行は個人の責任で行ってください)。
まず、Wnn7 の CD をマウントし、インストールします。
インストーラの指示に従って、フルインストールします。 これが完了すればインストールはおしまいです。 jserver (サービス名は wnn7) と dpkeyserver (サービス名は dpkey7) が起動されます。
各ユーザの使用する IME を Wnn7 に変更します。 該当ユーザでログイン後、以下を実行します。
X を開始後、xwnmo が起動されることを確認します。初回 X を起動した再に、 辞書が作成される旨が表示されます。 また、Emacs を起動して、Wnn7 で入力できることを確認してください。
せっかくなので、Emacs 上で使える便利な機能を見てみます。 通常の変換等については、付属のオンラインマニュアルを参照してください。
Emacs で Ctrl-\ を使用して入力モードを切り替えると、 Emacs の入力モードのところが、[あ予] となっていると思います。 このとき、予測変換が使用できます。
文字を入力して tab を押すと、変換予測が機能します。 一度、「こんにちは」と「こんばんは」と入力していれば、 「こ」 を入力して tab を押すと、2 つが候補として表示されます。 f / b で選択して Enter を押すと、それだけで入力できます。 中止する場合は q です。この便利な機能使わない手はないですね。
連想変換とはある単語に対して、類似する言葉を候補としてリストしてくれる 機能です。たとえば 「大きな」と変換して、決定前に M-r を入力すると、 「でかい」とか「大きい」が候補に表示されます。 ここから同義の適切な表現を選択できるわけです。