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DHID - Vine Linux 3.1 サーバ構築

2004/12/12

DHIS は、Dynamic DNS と IP アドレスの自動更新を合わせたようなプロトコルです。 DHID を Linux サーバ上で動作させることで、 ADSL のようなグローバル IP アドレスだけれども、 そのアドレスが変動するような環境でもサーバを運用することができます。

Vine Linux 3.1 上で DHID を実行する方法をまとめます。 なお、独自ドメインの取得等についてはここでは記述しませんので、 別途お調べください。

インストール

まずは、DHID をインストールします。 Vine Linux 3.1 には DHID の RPM パッケージが用意されていますが、 こちらで試してみたところ、必要とされるパッケージのバージョンが合わず、 インストールすることができませんでした。 そこで、DHID をリビルドしました。簡単にできます。 rpm と apt-get が混ざっていますが、あまり気にしないでください。

DHID のソースパッケージを取得し、インストールします。 以下はダウンロードとインストールの例です。一行が長いため、 ブラウザの幅が狭いと途中で切れている可能性がありますので注意してください。

# wget http://www.ring.gr.jp/pub/linux/Vine/VinePlus/3.1/i386/SRPMS.plus/dhid-5.1-0vl4.src.rpm # rpm -ivh dhid-5.1-0vl4.src.rpm

さらに、DHID をビルドするには、gmp-devel が必要です。 これをインストールします。

# apt-get install gmp-devel

gmp-devel をインストール後、DHID をビルドします。

# rpm --rebuild dhid-5.1-0vl4.src.rpm

ビルドされた RPM ファイルはビルドしたユーザのホームディレクトリの RPMS/i386 に格納されます (ソース RPM がカレントディレクトリになければ 間違いないと思います)。ビルドされた RPM のあるディレクトリに移動し、 インストールを実行します。

# apt-get install dhid-5.1-0vl4.i386.rpm

設定

DHID をインストールすると、/etc に dhid.conf.sample という設定サンプルが配置されます。 この設定ファイルは DHIS サービスのプロバイダから指定されるものを /etc/dhid.conf という名前で配置します。

以下のコマンドを実行してサービスを開始します。

# /etc/rc.d/init.d/dhid start

再起動後も自動的に開始されるようになっていることを確認します。 設定されていない場合は以下のようにして、ランレベル 3, 4, 5 で開始されるようにします。

# chkconfig --level 345 dhid on
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