telnet でも良いですが、やはりセキュリティの面を考慮すると、SSH が良いと思われます。ここでは、Mac OS X におけるコマンドライン SSH クライアントの準備についてまとめます。
鍵の準備には ssh-keygen コマンドを使用します。ターミナルを起動し、 以下のようにコマンドを実行します。なお、ここでは SSH version 2、DSA 認証を想定しています。
xxx の部分は適当なコメントにします。はじめに鍵のファイル名を聞かれますが、 これはデフォルトのまま進めます。単に Enter を入力します。 次にパスフレーズを聞かれますので、適当なものを入力します。 このパスフレーズはこの鍵を使用するために必要なパスワードのようなものです。 確認のために 2 度パスフレーズを入力すると鍵が生成され、 16進の並びのフィンガープリントが表示されます。
ホームディレクトリの .ssh に生成された公開鍵 id_dsa.pub を、 SSH を使用してログインするサーバに転送する必要があります。id_dsa.pub は公開鍵ですので、FTP などで転送してもかまいません。 しかし、id_dsa は秘密鍵であるため、他人に知れては絶対にいけないファイルです。
id_dsa.pub はログインするサーバコンピュータのホームディレクトリの .ssh ディレクトリ以下の authorized_keys2 に追加します。
初めて authorized_keys を作成したときは、 上記のように chmod コマンドによりアクセス権を変更しておきます。
一度鍵を用意すれば接続は簡単です。以下のようにして ssh を実行します。
ssh に -2 オプションを指定することで、DSA 鍵による認証が行われます。 引数には、接続先サーバのホスト名 (たとえば host.domain.jp のような) あるいは IP アドレスを指定します。初めて接続するサーバであれば、 ホストについての確認のメッセージが出ますがそのまま進めます。 パスフレーズを入力して後は telnet でログインしたときのように作業が可能です。