Mac OS X と Windows の共存環境... さて、ファイル共有の方法は ? なお、Panther (10.3) ではさらに使いやすく なっています。
すでに Windows でフォルダの共有を設定している場合に、 Windows だけでなく、Mac OS X からもその共有ファイルを参照したい ! これも簡単にできてしまいます。
これは Windows でも同じことですが、両方のマシンは同じネットワーク、 すなわち LAN 上にいないといけない。ネットワークの設定で、DHCP を使用している場合は問題ないでしょう。手動で設定している場合は、 ある程度ネットワークの知識があると思われるので、大丈夫ですよね ??
さて、それではいざ Windows に接続してみる。Finder のメニュー 「移動」 から、「サーバへ接続...」を選択する。
すると、サーバへ接続というウインドウが開き、自動的にネットワーク上の コンピュータをリストしてくれる。smb というプロトコルを使用している。 言い直せば、UNIX でも samba を使用すれば、Mac OS X からファイルを参照できる。 もちろん Mac OS X は UNIX なので、NFS が良いかもしれないけれど。 NAS (ネットワーク上のハードディスク機器) でも SMB を使って接続するタイプなら、 Mac から同じようにして参照できるってこと (よくわからない人は smb や samba についてのこの記述は無視してください)。
リストされたマシンの中から接続したいマシンを選択すると、 その情報が右側に表示される。こんなところも Windows との違いを感じる ユーザインタフェースだ。で、このまま接続... としてユーザ名とパスワードを 入力といきたいとこだが、これだとうまく接続できない様子。 共有フォルダ名まで指定する必要があるようだ。 たとえば、Share というフォルダを共有しているのであれば、 アドレスのところに、smb//xxx.xxx.xxx.xxx/Share と入力すればよい。 IP アドレスのところはリストからマシンを選択すると自動的に補完される。 なお、図中は DIMENSION4400 と表示されているが、これはウチの DELL PC が表示されている。
Windows 同士の接続と同様に、ユーザ名とパスワードを入力すると、 接続が完了する。うまくいくと、デスクトップに次のようなアイコンが現れる、 なお、「キーチェーンに追加」というチェックボックスがあるが、 今回は無視しておく。調べなければ... !!
なお、接続を解除するには、アイコンを Ctrl キーを押しながらクリックし、 ポップアップから「取り出し」を選びます。
接続しようとしていると、たまにエラーが発生して接続に失敗することがある。 こんなとき、エラーの番号だけが表示されて、原因がよくわからない。 いくつかのエラーをリストするので、参考にされたい。 なお、より正確には、コンソールのログを参照するのがよさそうだ。 コンソールは、「アプリケーション」フォルダの中の「Utilities」 にある Console を起動すると表示される。
Panther (Mac OS X 10.3) では、Finder から簡単にアクセスできる。
左に並んだ Network (ネットワーク) 、ワークグループを順に選択する。 若干時間がかかるかもしれないが、ワークグループのマシンが見つかるので、 接続したいサーバを選択すると、上の画面のように接続ボタンが表示される。 接続をクリックすると、ユーザ名とパスワードを尋ねられるので、 今までどおり入力する。
共有しているフォルダがリストされるので選択してアクセスできる。